「誰か、待ってるの?」

「………亜夢ちゃん」

「え!?なんで、私の名前知ってるの!?どっかで会った事あったかな?」



亜夢ちゃん…考え込んでる。



そうだよね…あたしの正体知らないんだもん。



今は、誰かに話を聞いてもらいたいから…



正体バラしちゃおうかな?



考えるのもめんどくさいし…



もう、いいや。



「あたし、結愛だよ…」

「え!?だって、全然違う…」



あたしは、カツラとメガネを取って見せた。

亜夢ちゃんは、かなり驚いてる。



「この事は、悠には秘密でお願いします。」

「うん。でも、なんで変装してるの?顔出ししてないでしょ?」

「学園に行くためです。悠には秘密で…。美鳴と愛梨ちゃんと千汰とママちゃんとパパちゃんは知ってる。」

「どうして、悠に内緒なの?」

「浮気しないか監視で…っていうのもあるけど…本当は、一緒にいたいから。」

「ふふっ結愛ちゃんは悠のこと本気なのね。じゃあ、どうして別れたの?」

「それは…まだ言えない…」

「そう。じゃあ、監視はしてなくていいの?」

「今の悠は……浮気…なんか…出来な…いから」

「え!?なんで、泣くの?それに、浮気出来ないってどういう意味?」