亮くんとケンカをして数日が過ぎた。


『はぁ……。』


私は、あの日から溜め息ばっかりだ。


どうしてあの時、もっと素直になれなかったんだろう……。


(「もういいわ。」)


亮くんの言葉が頭から離れない。


ボフッ―――…


私は枕に顔を埋める。


ゴメン…。
素直になれなくてゴメンね……。


好きなのに、
好きなのにどうして上手く行かないんだろう?


どうして…どうして…