「えぇ。ちゃんと飲んでね♪」 『うん!』 杏実さんが私の病室から出て行く。 机の上に置かれた薬を手にとり、握りしめる。 薬が替わった=身体が悪くなっている なんて事は17歳の私にも分かる。 嘘をつくなら 私が分からないくらい 完璧な嘘をついてよ……。 涙が静かに頬を伝う。