『だから…だから……』


「…もう良いよ……。」


亮くんが私を見る。
すごく悲しそうな瞳の色。


「よく分かったから…
今までゴメンな。そして……ありがとう……。」


亮くんは悲しいままの色で微笑むと
私の頭を2回ポンポンと撫でると公園から出て行った。