え…
えぇ……!?
今この人私を可愛いって言った!?
さらりと言った!?
でも、もしかしたら違うものを可愛いと言ったのかも…。
だってこんなかっこいい人が私の事可愛いって言うなんて…。
私の混乱をよそに佐武さんは話を続けた。
「そういや、りこってバイトしてるの?」
「いえ、まだ探し中なんですけど。」
「そっかぁ。」
「そういえば佐武さんって夜間部の人だって聞いた事があるんですけど、なんで昼間もいるですか?」
「あぁ。俺、火曜と金曜日は昼間の授業もとってるんだよ。それ以外の日は専ら店を手伝ってる。」
「ケーキ、作ってるんですか?」
「まさか。俺はパティシエの資格は持ってないよ。でもそこらのやつよりは旨いケーキを作る自信はある!」
「本当ですか!?わー、食べてみたい!」
「ホントに?」
少々佐武さんの口調が探るようになる。
