「んー、美味しい~♪」
私はショートケーキを頬張る。
近くにはストーブ。ケーキの隣の紅茶のおかげでだいぶ体が温まっていた。
服は俺ので良ければ貸すと言ってくれたけれど、男の人の服を借りるのは恥ずかしいから、お断りした。
「何、ケーキ好きなの?」
「はい、大好きです!ふわふわのスポンジに、程よい甘さのクリームが最高です!」
「じゃぁもぅ一個食べる?」
「いいんですか!?」
「ぷっ。食い意地張ってんなぁ。」
「遠慮させていただきます。」
「ウソウソ。どれがいい?」
佐武さんは意地悪だけど、なんだか一緒にいて楽しい人だ。
こういうところもモテる要因なんだろう。
