「あっ、そういえば佐武さんのおうちってケーキ屋さんなんですね!最初びっくりしました!」
気まずさに耐えきれなくなって口を開く。
「あ、あぁ。毎日店手伝ってるんだ。」
「そうなんですか!?佐武さんみたいな人がいたらお客さんもついつい来ちゃいそうですね。」
そう言うと彼はこっちを見つめる。
「『俺みたいな人』ってどういう人?」
その瞳は意地悪く笑っている。
「えっ、いや…。」
「ん?なんだって?」
なんでそんなに問い詰めるの!?
私には彼の行動が理解出来ないが、事実だし認めよう。
「かっ、かっこいい人って事です…。」
私の顔は今ゆでだこ状態だ、絶対。
私の答えに彼は満足したように微笑む。
