そうして俺は立ち上がった。
それを見た兄貴は俺の方をそっとたたいて母さんのほうへ戻っていった。
俺もその跡につづいて母さんの隣に座った。
今だって兄貴はそっと母さんの肩を抱いている。
改めて俺の兄貴なんだと感じる。
俺も同じように今にもつめが手に食い込みそうなくらい手を握り締めて祈っている母さんの手にそっと自分の手を重ねた。
“父さんはきっと大丈夫だ。俺たちを置いていくはずない。”
そんな想いをこめて。
俺にはそんなことしかできない。
兄貴のように母さんを支えることも、自分を奮い立たせることも。
だけど俺なりに母さんを支えたい。
父さんにもしものことがあったとき、今まで育ててくれた母さんの少しでも力になりたい。
でも、それがまさか現実になるなんて思いもしなかった。
父さんはきっと無事だと、そう信じていたかった。
それを見た兄貴は俺の方をそっとたたいて母さんのほうへ戻っていった。
俺もその跡につづいて母さんの隣に座った。
今だって兄貴はそっと母さんの肩を抱いている。
改めて俺の兄貴なんだと感じる。
俺も同じように今にもつめが手に食い込みそうなくらい手を握り締めて祈っている母さんの手にそっと自分の手を重ねた。
“父さんはきっと大丈夫だ。俺たちを置いていくはずない。”
そんな想いをこめて。
俺にはそんなことしかできない。
兄貴のように母さんを支えることも、自分を奮い立たせることも。
だけど俺なりに母さんを支えたい。
父さんにもしものことがあったとき、今まで育ててくれた母さんの少しでも力になりたい。
でも、それがまさか現実になるなんて思いもしなかった。
父さんはきっと無事だと、そう信じていたかった。

