髪はそのまま、メイクは自分で。 スタイリストさんが居ないから服も私が選んだ。 夏だから…ボーダーのワンピースにした。 パシャパシャと機械音が鳴る度に 私の顔は緊張していった。 「もう少しリラックスして?」 何度カメラマンさんに言わせたのだろうか。 私は、それでも自然な笑顔も立ち方もできない、ロボット状態だった。