オノマトペ


少し話は遡り、温泉旅行から帰って来た次の日。


学校で龍太郎とともに修業をして帰ってきた拓斗は、へとへとになりながらもサニタリールームへと向かった。

洗面台の横のクローゼットを開け、そこに隠れていたドラム型の洗濯機の横から、洗濯物の入ったカゴを取り出す。

「みんな、洗濯物出したー?」

サニタリールームから顔を出して声を上げると、「出したよー」と、各部屋の方から兄妹たちの声が返った。

橘家では拓斗が洗濯を担当している。

朝は早いので、学校から帰ってきてから洗濯をするのが日課だ。

洗濯機にぽいぽいと洗濯物を投げ込み、あとは縮まない素材のものだけを乾燥させ、濡れているものはサンルームに干しておけばOK。

汚れ物は手洗いしなければならないのでそこだけは少し面倒だが、干すのやたたむのは花音も手伝ってくれるので、それほど苦にはならない。

ちなみに、フェイレイたちは自分たちで全部やっている。

彼らに用意したのは2LDKのバス・トイレ付き。

橘家の客間は高級ホテル並だった。