オノマトペ

(いや、温泉……温泉っていうと、なんつーか……2人きりはマズイような……)


前は学園のみんなも一緒だったから良かったのだ。

まだ高校生の青いボクらが2人きりで温泉とか、どうなんでしょう先生。


……そんな躊躇いが鷹雅を黙らせる。

そんな鷹雅の気持ちにはまったく気づかない遊里は、今日もハイテンションメガマックスだ。

「なに、河童君、今日も私のかわいさに見惚れちゃった? わかるー、河童君私にベタ惚れなんだもんね? お前なんか好きじゃねぇよって突き放しておきながら、バッカ、俺から離れんなよ、寂しいだろっ……とか言うんでしょー? 今日も朝からツンデレ全開だよねえっ、あっははははウケるぅー!「馬鹿野郎、んなこと……「なに、おはよう? おはようのチューしたかったの? それはさぁ……してあげなくもないけどぉ……「別にしなくて「みんなの前だとちょっと恥ずかしいな~。私にだってそれくらいの恥じらいはあるんだよ? もうっ、河童君のエッチ!」

ばしーん、と背中を叩かれる。

もはや口を挟むことも出来ない。

すっかりいつものペースに巻き込まれ、温泉に誘うことは出来なかった……。



鷹雅の産毛、危うし?