オノマトペ

「なんの、連絡もしないで……のこのこのこと帰ってくるなんてっ」

のこがひとつ多いようですよ、とクラスメイトたちに心の中で突っ込まれながら、花音は再び手を上げた。

が、しかし。

また目を瞑ってしまったので。

ぶうん!

(また空振りー!)

再び、花音は床の上へ転がる。


「花音ちゃん、目を瞑ったら駄目!」

堪らずけしからん娘がアドバイスする。

「必要でしたら手をお貸しします」

ロボ子は手首をカポっと外し、花音に差し出した。ロボ子さん、手を貸すの意味が違います。

ワンコくんも思わずわんこ写真集から目を外し、こっそりとエールを送る。


(頑張れっ! 頑張れば出来る!)

何故かみんなの心がひとつになる教室内で、花音は立ち上がる。