オノマトペ

そうしてストレッチを終えて立ち上がると、リディルにじっと見つめられた。

「拓斗はいつも、同じ人と訓練してるんだよね。龍太郎と、にゃんにゃん先生」

「いえ、龍娘先生、です」

訂正すると、リディルは「そっか」、と軽く頷いた。

「にゃんにゃん先生、フェイのお母さんに似てるの」

「えっ、そうなんですか? てか、あの、『ろんにゃん』先生です……」

「……にゃんにゃん先生、ちょっと、好き」

ふふ、と微笑むリディル。

微笑む彼女も、にゃんにゃんな老師もかわいらしかったので、拓斗は「そうですか」と、もう訂正しないことにした。

「いつも同じ人とやってるなら、たまには、違う人と試合……してみる?」

「え? あの……誰と?」

「私と」

一瞬の沈黙の後、

「ええええ!?」

拓斗は驚きの声を上げた。