「妾腹、というと……」
将軍の側室の子ども……のようなものだろうか、と拓斗は考える。
「だから皇宮じゃなくて、別のところで育ったんだけど。7歳のときに私を利用したクーデターが起きて、それで戦争が始まって。逃げてる途中で川に落ちて、フェイに助けてもらって……そのときに記憶を失くして、そのままフェイの両親に育ててもらったの」
「……」
リディルはストレッチを続けながら淡々と話しているが、拓斗は唖然としてリディルを見た。
「そんな私をフェイは『勇者になってずっと護ってあげる』って言ってくれて。私を護るためにギルドに入ったの。私はそれを追いかけて、同じギルドに入って……ずっと一緒に、傭兵として働いてた。10年くらい記憶も戻らなかったし……だから、あんまり皇女らしくは出来ない、かな」
拓斗にとっては驚きべき内容だったが、リディルの表情に変化はなかった。
淡々と、流れるようにその事実を話す。
「あ、あの、ええと……」
なんと言ったらいいのか分からない。
将軍の側室の子ども……のようなものだろうか、と拓斗は考える。
「だから皇宮じゃなくて、別のところで育ったんだけど。7歳のときに私を利用したクーデターが起きて、それで戦争が始まって。逃げてる途中で川に落ちて、フェイに助けてもらって……そのときに記憶を失くして、そのままフェイの両親に育ててもらったの」
「……」
リディルはストレッチを続けながら淡々と話しているが、拓斗は唖然としてリディルを見た。
「そんな私をフェイは『勇者になってずっと護ってあげる』って言ってくれて。私を護るためにギルドに入ったの。私はそれを追いかけて、同じギルドに入って……ずっと一緒に、傭兵として働いてた。10年くらい記憶も戻らなかったし……だから、あんまり皇女らしくは出来ない、かな」
拓斗にとっては驚きべき内容だったが、リディルの表情に変化はなかった。
淡々と、流れるようにその事実を話す。
「あ、あの、ええと……」
なんと言ったらいいのか分からない。


