オノマトペ

そう呟くフェイレイの横顔を見るリディルは、黙って彼の手を握る。それにフェイレイは微笑み返し、更にリディルの手を握りしめた。

「……人と人外との共存に興味があるのかな?」

そんな彼らに、和音が声をかける。

「あ、うん。……みんな仲良く出来る世界。そんな世界を……築けたらな、と思うよ」

「そうか……」

人と精霊と魔族が共存する世界。

しかしフェイレイは、魔族と、魔王と戦ったと言った。

その戦いで何か思うところがあったのだろう、と和音は判断した。

「それなら、天神学園を少し覗いてみるのもいいかもしれないね」

「テンジンガクエン?」

フェイレイは首を傾げた。

「学校だよ。……色んな種族が集まって、みんな仲良くやっているよ。そういうのが見たいのならお勧めするけど」

その言葉に、フェイレイの深海色の瞳が輝きだした。

「見たい! 是非! 連れて行ってください!」

と、リディルとともに立ち上がり、ぺこりと頭を下げた。