「そういえば、鷹雅くんは好きな子とかいないのかい? いるんだったら、僕が全力で応援してあげるけど」

「んなモンいるかよ。こんな人間だらけのおかしな学校によぉ」

「おや、人間の女の子は駄目なのかい?」

「駄目に決まってんだろ、あんなか弱くて長生きしねぇヤツ。絶対俺より先に逝くじゃねぇか。そしたら一人で何年生きなきゃなんねぇんだよ」

「……ふふ」


(案外、寂しがりのロマンチストだねぇ、彼は)


「……なに笑ってんだよ、この野郎!」

そう怒鳴られても、和音はにこにこと鷹雅を見守っていた……。









餌付けされた大妖怪、ツンとデレ発動中。