──雪菜。

『歳神』としての力は、決して、自分の思い通りにはならない。

けれど。

その力を与える相手のことは、ちゃんと『自分で』選んでいるのだ。

意識的にか、無意識にか、どちらにせよ。

自分が『大切』で『愛しい』と感じた人を。

『自分で』選ぶものなのだ──。





遠い昔、母である小雪が教えてくれたその言葉を、雪菜が真に理解するようになるには、もう少し時間がかかりそうだ……。










小岩井さんのイメージガタ崩れで申し訳ございません!

でもしあわせにしたいんです!

しあわせになってください、小岩井さんー!