──雪菜。
『歳神』としての力は、決して、自分の思い通りにはならない。
けれど。
その力を与える相手のことは、ちゃんと『自分で』選んでいるのだ。
意識的にか、無意識にか、どちらにせよ。
自分が『大切』で『愛しい』と感じた人を。
『自分で』選ぶものなのだ──。
遠い昔、母である小雪が教えてくれたその言葉を、雪菜が真に理解するようになるには、もう少し時間がかかりそうだ……。
◇
小岩井さんのイメージガタ崩れで申し訳ございません!
でもしあわせにしたいんです!
しあわせになってください、小岩井さんー!