それを追いかけるように布団に潜って来た右京が忍に覆いかぶさる。



「…久々に目覚めの一発とかもいいかもね。幸い俺準備万端だし。」



「な、何いってんの!?…こらっ、触るなぁ!」



「…とか言って、忍も準備万端じゃん。」



「えっ…うそ!」



「自分で確かめてみたら?」



クスクスと笑う右京が忍の腕を取ると下へと誘う。



「や…嫌だってばぁ〜!」



「ふふ…可愛い。照れてんの?ほら、ついでに俺のも確認して…」



そこまで言って突如聞こえて来た泣き声に二人は顔を見合わせた。



「ありゃ…タイムリミットか…」



「ふふ…確認はまた今度ね。」



二人はバサッと布団を蹴り上げると急いで下着を身に着け忍は子供部屋へ。



「おはよーケイ!お腹空いた?」



手早くオムツを替えて授乳をする。



その間に右京は部屋を暖めながら足りなかった時用のミルクを作った。



最近は夜まとめて寝るようになったケイのお陰で睡眠もそこそこだったが、さすがに今日は欠伸が出る。



心なしか身体も微かに軋み、右京は腰を摩りながら子供部屋へと向かう。



そうやって今日も幸せな一日が幕を開けた。