「昨日はセリ達が来てくたんだけど、その時も泣かなかったのよ~?ねぇ~ケイ。」



「ふぅ~ん…クミも来た?」



「ん。相変わらずキャリアウーマンみたいで、彼氏いないって。」



「…だとよ、寛二!」



寛二は右京と忍を交互に見て「だからなんだ」と視線を反らした。



「おっ?何か面白い反応したな…。」



「し、してねぇよ!」



「そうか?じゃあ、俺がアタックしちゃお~かな~…」



陸はニヤリッと笑う。



「勝手にすれば!?」



「…じゃあ、俺もアタックしようか…」



突然ゴウがそんな事を言い出すとジンヤまで「じゃあ、自分も~!」と身を乗り出す。



慌てる寛二を見て右京は「冗談だよ」と肩を叩いた。



その後、彼等が寄りを戻したと聞いたのは忍が退院してからだった。