『…つまり、あの箱はオーパーツを隠してるって事か?』



『オーパーツかどうかは判らないが、絶対に何かある。』



右京はキッパリと言い放つクリスを疑いの眼差しで見つめた。



もしオーパーツが隠されていたとして、何故騎士修道会はそれを探しているのか?



『ちなみにクリスはどんなモンだと思う?』



『神器の類いじゃないか?個人的にはマシンガンだと嬉しい。』



『……報告上げる気ねぇだろ?』



『上げるさ!神器の類いなら。』



あまりに現金な発言をする彼に、右京は思わず噴き出す。



つられてクリスも笑い出した。



一頻り爆笑した右京は涙を拭いながら『で?』とクリスに視線を戻す。



『知り合いの鑑定士って?』



『ん~…誰にするかな…』



『それもハッタリかよ!』



右京は再びの腹を抱えて笑い出すのだった。