「ところでお前ら、結婚しないわけ?」


ライトのいきなりの質問。

僕はミコトを見た。


決めてあるんだ。

もう随分前から――



「みくに祝ってもらえるまでは、な」



ライトが、優しく微笑んだ。


みくのいない結婚式なんて
意味がないから。


僕たちは

いつまでも待ってる。


例え何年かかっても――