果てない空


そして俺は初めて他人に自分の家の事を話した。
父親はヤクザで今は死んでしまっていない事。
母親はキャバ嬢で小さい頃から殆ど家にいずただ金だけを俺に預けてあとは放置という事。
だから遊園地とかも行った事がない。
あるといえば近所のスーパーくらいであること。
小さい頃は毎日が孤独だった。
今はそれがマンネリ化していて何とも感じなくなっているが。
だから他人に興味がなかったし沸かなかった。
大抵寄り付いてくるのは見た目だけ求めて来る奴らだったのもあるけど。

「そうだったの」
「ひきましたか?てかひかないほうがおかしいくらいですけどね」
「別にそうでもないんじゃない?」
「なんでですか?みんなひくに決まってますよ。」
「みんながみんなひくわけじゃないわ。私みたいにね」