青年の家に着いたのは夜中の12時で、辺りは静かすぎて怖いくらいだ。 だが、イチにはその闇が心地好かった。何故か日中に出ている太陽より、暗闇を照らす月が好きだった。 「…始めるか。」 そういって3メートルはある背の高い門をやすやすと登り、最後には飛び越えてしまった。 建物自体高さがあり、それゆえ広い。ちょっとした城のような家だった。 そのあともするすると障害物を乗り越え、窓を枠ごと特殊な工具で外し中へ入った。 入ったその部屋は−−− _