今までどれだけの人がイチというこの娘を傷つけて来たかは分からない。
もしかしたら、自分だって傷つけてしまうかもしれない。
そしたら、クズ同然だ。
そんなのは同じ人間としてあっていいのか?
自分はそうはなりたくない。
何より。
目の前の壊れそうな君を
救いたい。
自分を信じて欲しい。
その言葉にイチはこれまでかというぐらい拒否をしめした。それで分かった。
ああ、この娘は人に信じて貰ったことも、人を信じたこともないんだろうな。
人を疑いながら生きていくなんて、辛いだろうな。
彼女自身その感情を理解してないだろうけど。
それにそんな感情も消えてる。
辛かっただろう。
だから。
初めて俺を信じてくれないか?
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