恋率方程式





翌朝、というより次の日の昼に目覚めたイチ。朝食を口に押し込むと同時にテレビを付けた。

『速報です。先ほど東京都の○○にある工場付近で男性の死体が5体見つかりました−−−』

昨日片付けた仕事だ。
さして興味はないが特に見たい番組などないので、ただ見ていた。

『−−第一発見者のアルトさんです。』

するとテレビに、黄色いパーカーを着たいかにも好青年という雰囲気を持つやつが出てきた。

『−−俺には何故このようなことをするのか分からない。どちらも虚しいだけだ。』

「…くだらない」

青年の言葉を聞いたてそう思った。
綺麗事を抜かしているやつほど野垂れ死ぬ。

そのニュースが終わらない内にテレビを切って、パソコンを立ち上げる。すると、昨日の依頼主から新たな依頼が来ていた。

『お前の仕事の残骸の第一発見者が敵会社の御曹子だと分かった。今日中に殺せ。』

素っ気ない文章と共に青年の家だと思われる付近の地図。日々の日課で、一日の中どう青年が動くのか書かれていた。


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