恋率方程式





「…お前、は…?」
「俺はこのソファーでいいさ。」

遠慮するな、というように笑みを見せる。
イチは少し眉をひそめ、怪訝そうな顔をする。
「…いいの、か…?」
「いいもなにも、俺が言ってるんだ。いいに決まっているだろう?」

また笑顔を向けられる。
イチは警戒しながらも近づいていく。
ぽふ、とベッドを叩く。
以外と柔らかい。
そろりとベッドへ乗る。
柔らかい。だが、しっかりしている。
もごもごと動き1番端へ寄り、青年に背中を向けるように寝転がる。

そんな姿を見て、アルトは少し嬉しそうに微笑む。

「お休み。イチ。」
「……!?…」

少し顔を覗かせアルトを不思議そうに見たがすぐに背を向け、眼を閉じた。


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