唯のお父さんは、俺たちが小学生のときから


ずっと海外で仕事をしている。


帰ってくるのも、1年に数回。


おばさんも唯も、ずっと助け合ってきた。




だから俺は、少しでも唯たちを


支えようとしてきた。




『私たち、少し離れよう?』




俺の存在は、唯にとって


負担になっているのかもしれない。




俺のしてきたことは、


意味のないものだったのか?