ー凌sideー 「リンゴ飴と、焼きそばと…あっ!お好み焼きも美味しそうだよ!」 浴衣を着て、いつもより大人っぽい唯。 たくさんの屋台を目の前にして、 高橋と盛り上がっている。 「あゆも唯ちゃんも、浴衣似合ってるよな~」 たこ焼きを頬張っていた健太が、 不意に言い出した。 確かに、唯が家から出てきたとき いつもと違う唯にドキドキしていた。 唯、あんなに綺麗になってたんだな…