―凌side― 「友達いっぱいできるかな~っ?」 「小学生かよ」 新学期のせいなのか、 無駄に唯のテンションが高い。 いつもと雰囲気が違く感じるのは、 きっと新しい制服のせいだ。 中学とは違う道を歩きながら、高校に向かう。 「凌さ、今日何時に起きたの?」 「…5時くらい?」 いや、もっと早いか? まぁ、別に昔から慣れてるし… 「は…早起きだねぇ…」