「そうだ。なんで寝るとき手錠してたんだ?」 柚季はそんなこと?という顔で答えた。 「盗まれたら困るから。」 この家の人間は窃盗なんてしない。 「俺らそんなことしないぜ。」 「うん。でも癖だから。」 「そっか。でも別にそんなことしなくていいよ。この家では気抜いて楽に暮らせばいい。」 「うん。ありがと…。」 なんか申し訳なさそうだ。 「これ食い終わったら着替えろよ。買い物に行くから。」 えっでもお金ないしいいよ…と言って譲らない柚季。 だから無理やり連れだした。