ルナティック・ワールド

「かぐや〜☆かぐやってばぁ」
「なぁにぃ?舞ちゃん」
ぱさっと長い黒髪。


「きょうさぁ。かぐやの家行っていい?」
くるくるくせ毛を二つにくくくった小柄な舞ちゃん。
あたしと同じクラスなの。

「・・・いーけど、きのーも一昨日もそのまた一昨日もきたわよね?別にいーけど」

「うっ・・。だって、だってあたし」
「うん?」
「千鶴おねーさまに会いたいんだもんっ!」
「・・・・・・(冷)」



しばしの沈黙
すずめの鳴き声が聞こえる


「千鶴おねーちゃん・・か・・無理だと思うわ。だってあたし達は・・」   

「あぶないっ!」
「えっ!?」
と気付いた時にはボールが目の前に、思わず打ち返す





ばこっ!メリメリッ!  


ボールが少し校舎の壁を削って大きく跳ね返って、ばさっ。近くの木の茂みにつっこんだ。




「すっっ・・げぇ」

「人間じゃねぇ」


ドキン・・・!