ゆっくりと流れる時間が好き。 この場所は辛い現実を忘れさせてくれる場所だった。 目を閉じると 白い服を着た、真っ白い肌の雪のような人が 私を見つめて泣いている。 雪子さん。 あなたの大事な人を愛してしまった私を許してください。 不倫なんて 浮気なんて… そう見えるかも知れないけれど、違うんです。 もっと深い 何か別の愛で結ばれた2人。 私には 田所さんが必要なんです。 奪うつもりはありません。 ただ 時々そばにいて欲しいだけです。 だめですか 雪子さん…