「くそっ!….」

そこにあったゴミ箱を蹴り上げる。

「何してんの、純! 落ち着きなよ」

部活で遅れてきた秀に、後ろから押さえられる。

「・・・・・・俺は、落ち着いてるっ!」

日柚の笑顔がどうしても忘れられなくて。

何度泣かせてきたかわからないけど、いつも次の日には仲直りして隣を歩く。

それが俺たちだったのに…

もう、君を守るには、そうするしかないんだよな…

「…なぁ、秀。 俺、日柚から離れるわ… だから…」

俺ももうやめるよ。

だから、バイバイ…