「別に、日柚の裸なんて見慣れてんだろ?小さな頃から成長してないみたいだし?」

そんなの嘘だ。

小さい頃とは比べ物にならないくらい、成長してる。

背もそれなりにあるし、何よりこいつは美人だ。

俺の周りにも、日柚のファンがいるほど、こいつは人気がある。

投げられたクッションを軽く避け、そのまま部屋を出る。

俺の鼓動とうっすら紅に染まった頬を隠しながら。