日柚の部屋はキチンと整理されていて、淡いピンクでまとめてある。

いつ見ても日柚らしい部屋だと思う。

そして朝の弱い日柚は、案の定夢の中にいるようで…

「・・・ん・・」

うずきながら寝返りを打つ日柚はやっぱり可愛くて

起こすのがもったいないくらいだ。

「おい、日柚、朝だぞ?」

ちょっと乱暴な言い方で起こす。

日柚は相変わらず"優しくしろ"だの"頼んでない"だの喚いてる。

そんな俺も、こいつの前では素直になることが出来ないから、いつものように言い返す。

俺の口答えに対する反応も可愛い。