「それにしても紗里ってばそんなにぼ-っとして、何を考えていたの?」 相変わらずふわふわした調子で加奈が私に問う。 「あぁ、なんか最近夢が…」 「夢?」 ここで私は最近見る夢について加奈に説明をした。 「ま、ただの夢なんだけどさ。てゆうかこんなこと気にするなんて馬鹿みたいだね」 話終えると丁度学校が見え、 私は笑ってこの話を打ち切った。 そして加奈にこんなくだらない話をしてしまったことを後悔した。 「ねえ、それって…」 だから少しびっくりしたんだ 加奈があんなこと言うなんて