「雅樹?」


私は雅樹の目をみて名前を呼ぶ。


「ん?」


雅樹は優しい目をして私を見た。


「私ね、雅樹が大好き」


そう言って、雅樹にまた抱きついた。


すると雅樹は余裕たっぷりの声で


「わかってる」


そう言ったんだ。