気持ち悪い。 きもちわるい。 あたしどうしたの? 震えが止まらなかった。 無理やり犯される、と言うのは自分で考えていた以上にあたしの心に住み着くらしい。 どうしよう。 何迷惑かけちゃってるんだろう。 夏目涼なんて気にせずにそのまま帰宅すればよかったと後悔した。 こんなの、ただ迷惑をかけてしまっているだけだ。 やめとけばよかった。 けれど分かってる。 分かってた。 それでもどうしても、無性に彼の傍に行きたくなってしまったんだ。