夏を前にして新たな問題が発生する。 現地の高橋から、洗浄が必要な写真は増え、しかもカビなどの発生が懸念され、洗浄が急ぎと連絡が入った。 「高橋さんの言うことはわかるが…。」 頼ってくれた事を嬉しく思う福留だった。 しかし、一軒家では処理する量に限界がある…。 そんなある日、ボランティアの参加者、藤谷から、 「上司が、お手伝いできるかもと…。」 と、申し出があった。 藤谷曰く、広い場所を提供できるというのだ…。