翌日――おじいちゃんに連れられ、新しい学校に行くことになった。
『私立マリオン学園高等学校』
理事長がおじいちゃんの知り合いらしい。
なんか…オシャレっぽ~い♪
なんて浮かれてたわたしは、この後地獄に突き落とされることとなる。
―――…
――…
「着いたぞモモ!」
「……わぁお…ここ学校…だよね?」
目の前に広がる光景は、オシャレとは程遠いものだった。
壁には落書き、割れた窓ガラス、飛び交う怒声…
「うらぁー!やんのかこらぁ」
「上等だぁごらぁ」
「ヒィー!!」
バシン!とわたしの背中を叩いたおじいちゃんは、『ワッハハー』と笑って歩き出した。
誰かウソだと言ってぇぇー!!