いつも口と心は正反対。 『お前、こんなんもわかんねーのかよ、バカ。授業聞いてたらわかるだろ。』 「わからないよ~しっかり聞いてるんだけど…」 『はぁー。これはxに…』 俺の説明を必死に聞いて、問題を解く。 ほんと、この小動物なんだろうか。 俺と違って背も低くて…髪も猫っ毛でふわふわ。目だってクリクリしててー。 「お兄ちゃん?」 上目で見られたら… 『っ、わかったら出てけよ。』 理性を押さえられない。