あんなに嫌だった血。



その血にすがりついてた…。



だけど、そんなのいらなくて…



「祈?」


『ん?』



そっと繋いでくれる手があれば、それでいいと思った。



大好きだったお兄ちゃん。

大好きな要ー。



この先、家族になれるか…それはわからないけど…



今はこの気持ちを大切に…



ずっと一緒にいたいんだ。



『大好き!』




ずっと…ずっと…












おわり、