「俺は嬉しかった。お前と血が繋がってないって知って…嬉しかった!」 『なっ…で?そんなに…私が嫌い?』 そんなに私と他人になりたかった? 「違うっ!!!」 『え?』 お兄ちゃんが大きな声を出してる。 私を抱きしめてる? 「お前が…祈が好きだから。嬉しかった。お兄ちゃんって呼ばれる度に嫌気さしてた。わかるか?この気持ち…」 『っ!』 「好きだから近づけなかった…わかるか?この気持ち。」 『っ…、』 「好きなんだよ。」 幸せすぎて…どうしていいかわからない。