キィ★ オレが扉を開け放ったのと同時に、リビングと玄関のドアが開いた。 そこからそれぞれ顔を出した平凡な中年オヤジと中年オンナ――― 外からはチュンチュンと朝を告げる鳥の声。 夢雨が後ろから控えめに問い掛ける。 「か、上総クン・・・あのっ・・・ 昨日、お兄ちゃん達と呑んで・・・寝ちゃったの・・・?」 ・・・・・・・一気に目が覚めマシタ。 その後オレがどうなったかは・・・ 想像に任せる。