私は旭が指さす、頭を触った。 …頭を触っても何も感じなかった。 何?なんか頭についてるっ!? 私は髪をぐしゃぐしゃにした。 …ぐしゃぐしゃにしても頭からは何も落ちてこなかった。 「は?何?」 私は頭を触った手を見た。 するとぐしゃぐしゃにしたせいで髪の毛が1本抜けていた。 「………っ!?」 そのとき、私は気付いた。 髪の毛の色が黒ではないことに。