「お姉ちゃん、僕…絶対治すから…治るからそんな顔しないで? ゴホゴホッ…僕は今は…ゴホッ…こんなだけど…大丈夫だから…」 私はこんな弟のために何かしてやれることは出来ないのだろうか? 「……お姉ちゃん…桜の花びら……いっぱい取ってきてくれない?」 弟は苦しいはずなのに――顔に力を入れて微笑みながら言ったのだった。 「分かった!いっぱい取ってくるね!」 この時の私はバカだったんだ。