目的地近くの駅で降りるとそこは都心から少し離れたからか、人の数は確実に減った。 周りを軽く見渡すと、数人の同年代の男女も降りていた。 …やっぱりこいつらは同じ目的で来てるのか? まぁ行って見れば分かる話か。 そんな事を考えて小さく息を吐いて鞄を持ち直して歩き始めた。