ぷしゅっ、とビールの蓋を開けて喉の奥へと追いやる。 『はぁ、疲れた』 一息ついてまたビールを喉へ押し込んでから何気なく視線を右に向けると、茶色い箱の小包が視界に入った。 『…そういえば忘れてたな、というか差し出し人も書いてねぇじゃん』 一体誰だよ。 いたずらか? そう思いながらも気になったから包み紙をびりびりと破って箱を開けた。 『何だ、これ?』 その中には小さなタイマーと手紙が入っていた。