「私は茅島(カヤシマ)。あんたは?」 『…山内(ヤマウチ)』 素直に名乗ると茅島と名乗る女は頷いてから小さく「よろしく」と続けた。 「…皆様、お集まりくださいませ。」 そんな少しのやり取りをしていると、いつの間にかスーツに身を包みサングラスをかけた男が校門の中に立っていた。