でも、どうしても、溝内君の事は思い出せない。 「溝内君だけ、思い出せない。」 なんか泣きそうだ。 相手は覚えていてくれたのに。 私は覚えていないんだ。 「・・・当たり前。だって俺そのころ、苗字宮池だし。」 ・・・あ。 「悠真・・・悠真だ。」 なんで。 なんで気づかなかったんだろう。 あんなに大好きだった4人を、なぜ私は簡単に忘れてしまったのだろう。 気づけば、後悔。 後悔だけで。 「ごめんねぇ。」 そう言って私は泣き崩れた。